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【比較】WiMAX2+ vs 光ファイバー回線 徹底比較まとめ【どっちがおすすめ?】

 

最近「WiMAX2+(Broad WiMAX)」という通信会社と契約しました。不気味な色をしたムックとガチャピンがCM動画に出演してると言えば、思い出す方も多そう。いわゆる無線通信式のネット会社。

 

「WiMAX2+」に関する感想と評価はそちらの記事を参考。

だから自分はフレッツ光といった「光ファイバー光回線サービス)」に今現在は契約してないんですが、「家の中でインターネットを通信するのであれば光ファイバー光回線サービス)を契約する」のは常識。少なくとも自分はかつてそう考えていました。

ただ果たして本当にそうなのか?

 

ということで、そこで今回はWiMAX2+とフレッツ光といった光ファイバー光回線サービス)を比較してみました。どっちの価格が高いのか?どっちがおすすめなのか?条件によってはどっちがおトクなのか?

 

もしフレッツ光といった固定回線かWiMAX2+といった無線通信式にすべきかネット契約に悩んでいる方は参考にしてください。

 

 

 

光ファイバーWiMAXの価格・料金・金額面の違い

 

最初は光ファイバーとワイマックスに価格面に違いがあるのか?両者の違いをざっくり比較したいと思います。

 

まずはWiMAX2+。ワイマックスは本体の「UQ WiMAX」意外にも色んな会社がサービスを展開してるんですが、その中でも最安値で提供してるのが「Broad WiMAX」。こちらの月額料金は4ヶ月目以降だと3684円、2年目以降の月額料金は4332円。

 

他にもWiMAX2の値段を確認しておくと、とくとくBBだと月額料金は4604円。このあたりの価格帯で提供してる会社が多い印象があるので、プロバイダー料金なども含めてWiMAX2+の利用料金はおよそ4500円程度で提供されてると思ってください。

 

ちなみにauユーザーであれば月額最大900円程度は割引されます。他にも詳細なWiMAX2+のプロバイダー同士の価格比較も良かったら参照。

 

一方、光ファイバーフレッツ光ネクストギガスマートタイプ)は戸建の場合だと月額料金が5000円前後マンションタイプの場合は月額料金が3500円前後。そこにプロバイダー料金が含まれるので、そこから更に+数百円程度が加算された金額が光ファイバーの大まかな利用料金と考えてください。

 

ちなみに、光ファイバーはインターネットから申し込むと更にグーンと金額が安くなるプランは用意されてるものの、今回のワイマックス2+との比較記事では割愛。

 

つまりWiMAX2+の利用料金はマンションタイプの光ファイバーの価格よりも高く、戸建タイプの光ファイバーの価格よりも安いといったところ。要するに「ワイマックスの価格は光ファイバーの中間」と考えると分かりやすいと思います。少なくともWiMAX2+が特別安い訳でも、光ファイバーが特別高い訳でもありません。

 

 

 

基本的に光ファイバーがおすすめな理由

 

じゃあどっちが果たしておすすめなのか?

 

結論から書いてしまうと、特に理由がないのであれば光ファイバーを選択するのがおすすめです。

 

理由は光ファイバーの方が安定して速いインターネット通信速度を保てるから。この理屈は素人考えでも一目瞭然でしょう。何故なら無線や電波で通信する場合は、建物や遮蔽物の影響を受けやすく、WiMAX2+は立地条件によって速度差が歴然と出やすい。

 

またWiMAX2+といった無線通信は上りの速度が安定しないので、例えば『スプラトゥーン』のような最新の高性能なネットゲームで遊ぶ場合は正直しんどいと思います。もちろんプレイできなくはありませんが、快適さでは断然光ファイバーがおすすめ。

 

もちろんWiMAX2+の速度は最大440Mbps(2017年夏現在)。エリアに関しても山間部以外はカバーされてる印象。また今後は現在の光ファイバーの速度1Gbpsまで速めることを発表済み。

既に2015年に220Mbpsに速度をアップさせたばかりなので、2020年の早い段階ではWiMAX2+の速度が実際その程度まで速くなる可能性。かつて光ファイバーが100Mbpsだったことを考えると、WiMAX2+の速度でも問題ないように思えます。

 

ただWiMAX2+には「速度制限」も存在する。厳密には一定のデータ通信量を超えると回線速度が遅くなってしまう。光ファイバーは当然速度制限に関するルールはありません。

 

WiMAXも当初こそ速度制限がありませんでしたが、WiMAX2+にサービスが開始した以降は速度制限が敷かれてしまいました。最近でこそ3日間10GBと制限が緩まり、今後もその基準が更に緩和されていくと予想されますが、さすがに速度制限そのものが消滅することはないでしょう。

 

だからWiMAX2+は光ファイバーと比較してそこまで速度(ダウンロード速度)は遅くないものの、基本的には最近のスマートフォンの延長線上であると考えてください。ちなみにWiMAX2+の実効速度・スピードも参照。

 

ということで、やはり同じぐらいの金額を支払うなら制限がない方(光ファイバー)を基本的にはおすすめしたいと思います。電話といった音声通話だけならいざ知らず、最近は数GB単位のデータをやり取りすることも増えたので尚更。

 

 

 

WiMAX2+はどういう人におすすめか?

 

ただWiMAX2+の契約者数は、既に2016年度末時点で約2500万件。もしかするとUQモバイルの契約者数も含まれているかも知れませんが、2011年度末時点の契約者数は200万件ちょっとだったことを考えると、WiMAXユーザー数(契約者数)は爆発的に増えてるのが現状

 

でも基本的に光ファイバーがおすすめなのに、何故WiMAX2+が選ばれるのか?

 

理由はシンプル。WiMAXを利用するために特別な工事は必要ないから。

インターネットなどでWiMAXに申し込むとWi-Fi端末(ルーター)が送られてきて、それをそのまま利用するだけ。この間はわずか数日(数営業日)程度。利用するまでにめっちゃ早くて楽。Broad WiMAXでルーターを受け取るまでの期間も参照。

 

だからWiMAX2+をおすすめできるとしたら、割りと引っ越しを多く強いられる職業の方におすすめ。具体的には銀行員や公務員といった方は頻繁に単身赴任してるイメージ。

 

何故なら光ファイバーであればまずは解約し、再び契約し直さなければいけない。特に忙しいと工事に立ち会えないこともしばしばではないか。これって意外と大変だと思います。でもWiMAX2+であればスマートフォンと同様にそういった手間を完全に省略できる。

 

逆に一軒家を所有し戸建てに住んでる方であれば、そこまでワイマックスを選ぶメリットはないとも言えますが、単身世帯の方なら3日間10GB(一日3GB強)という通信容量制限の目安に関しても、一日3GBの目安は夜の数時間しか使用しない場合はめったに達成しないか。

 

一日1GBのデータ通信量はザラにあるとしても、ネットフリックスといった高画質な動画サービスをヘビーに利用していない限り、WiMAX2+の速度制限に引っかかることはないか。そこら辺は用途を考えてWiMAX2+をご契約してください。

 

仮にWiMAX2+は速度制限されても1Mbps程度の速度は出るので、スマートフォン各社が実施してる128kbpsほど厳しくない。YouTubeといった動画サイトを高画質で楽しむのは厳しいですが、それでもネットサーフィン程度であればまず問題ないでしょう。

 

 

 

日中はWiMAX2+の端末を持ち歩いてサブ的に使うべし

 

ただWiMAX2+のメリットはそれだけじゃない。

 

何故なら家の中だけで利用できるだけではなく、WiMAX2+は端末ルーターを外に持ち歩いて使えること。しかもWiMAX2+の速度制限(2017年夏時点)が行われる時間帯は、いわゆる夜間のみ。朝や昼であれば一切速度が制限されない。

 

つまり、一緒にWiMAXの端末を持ち歩けば、基本的に日中でもスマートフォンは速度制限がされないということ。

だから日中家にいることが多い自営業やフリーランスで働いてる方以外にも、普通の大学生でもWiMAX2+をサブ的におすすめできる。ワイマックスは地下鉄でも使えるので外回りの営業マンの方にもおすすめ。

 

例えばDoCoMoauSoftBankだと速度制限を解除する料金は「1GB=1000円」とべらぼうに高い。

でもWiMAXの月額料金は4000円前後なので、これを言い換えるとわずか4GB分の金額で今のスマホがほぼ「速度無制限」で使えちゃう。4000円程度の価格であれば大学生でも十分払える金額でしょう。特にauユーザーであれば3000円台で収まります。

 

確かに家族連れの方が家で一斉にインターネットをしたり、高性能なネットゲームで遊ぶ場合はWiMAX2+のみをメインで使うのは辛いものの、サブ的な使い方であれば幅広い世帯におすすめできることが分かります。

そのためパソコンやゲームよりスマホタブレットを使用する機会が多い方であれば、外でも使えるWiMAX2+の方が光ファイバーより汎用性は高いかも。